漢方薬局@

30代で不妊治療のためクリニックに通っていたころ、
先生に基礎体温表を見せてタイミングを教えてもらい、
お尻に注射を打つというのを繰り返していました。

 

病院に通うほかに自分なりに冷えの改善をしてきたのですが
7か月経っても何の兆候もないため、焦りを感じ始めました。
年とともに卵巣機能は低下し、染色体異常が増えるため
妊娠しにくくなったり流産しやすくなったり、
赤ちゃんがダウン症になる確率もあがります。

 

テレビで芸能人が高齢出産するのを見て、医学はこんなにも進歩したから
自分も子供を産むのはまだ先にしようと思うのは危険です。
35歳以降の妊婦さんに、出生前診断という染色体異常を検査を受けることを
勧める医師が多いのはそれだけ加齢によるリスクが高い事を意味します。

 

2,3年もすれば私も35歳の高齢出産ゾーンに入ります。
40代で妊娠出産をする方もいますが、それは若さを持続できているから
なのでしょうが、アンチエイジングに励んでも
自分がどれくらい若いのかなんていう検査はないため
産むならできるだけ早い方が良いのです。
また若返りの努力しても限界があるため焦っていました。

 

更年期障害には漢方が効果的ということを聞いた事があります。
もしかして西洋医学ではなく東洋医学からのアプローチも
加えた方がいいのではないかとひらめきました。

 

例えば、なんとなく不調が続くとき西洋医学では検査値の異常がなく健康に該当しても、
東洋医学では、患者さんに具体的にどんな不調なのか事細かに問診し
その症状に合う漢方を処方してくれます。
そして薬を飲むと、その不調がよくなるケースはたくさんあるそうです。
女性のなんとなく不調は、女性ホルモンが関係します。
プチ更年期という20〜30代の方が更年期障害の様な症状が起きるケースが
増えてきているそうですが、ストレス、不規則な生活、ダイエット等で
ホルモンバランスが崩れたことが原因です。

 

西洋医学の検査では正常だけど、東洋医学なら何か問題が見つかるかもしれない。
そう思った私は、県内の漢方薬局を探しました。

 

意外と県内には多くの漢方薬局があり、いかにも歴史がありそうなお店を選びました。

 

お店に行くと店内にはたくさんの漢方が並んでおり、カウンターの裏でも
白衣を着た人たちが生薬を調合していました。
問診表を渡され、汗をかくかどうか、睡眠について、食欲についてと
何十項目にも及ぶ質問に答えました。

 

質問に答えた後、白衣の男性にその問診票を渡すと
手を出してくださいと言われ、脈を測られました。

 

しばらくお待ちくださいと言われ、呼ばれると
漢方の本を広げながら「温けい湯が良さそうです。効かないようでしたらまた来てください」
と言われました。2週間分処方されました。

 

ところが、処方された薬を飲むと苦い。
薬が苦いのは当たり前ですがこんなに苦いのは久しぶりです。
飲むと体が温まるものの、胃を刺激するようで胃痛になってしまいました。
また金額も高かったため続けていくことに躊躇しました。

 

漢方は保険が使える場合もあるそうで、その病院はないか探したところ、
皮肉にも自分が通っているクリニックが漢方に詳しい事が分かり、
クリニックの先生に温けい湯を出して欲しいと頼んだところあっさり了承されました。
「胃が痛くなるかもしれないから、食後に飲むといいですよ」とアドバイスされました。
1カ月続けてみたのですが、その月も妊娠しなかったため
漢方に期待したのが間違いだったかもしれないと止めてしまいました。

 

クリニックでは漢方は補助的なものとして扱われているようだったため、
先生も漢方を私にすすめる事はありませんでした。
そのため私もたいして効果がないものならと漢方から遠のいたのでした。