脳のアンチエイジング

小学生の時、祖母が認知症で寝たきりとなり介護の手伝いをした経験や
祖父の認知症を見てきた経緯から私はこういう風にはなりたくないと思っています。

 

認知症になった場合、今まで接してきた人が誰なのかが分からなくなったり、
直前の行為を思い出せないなど自分が困るだけならまだしも、
家族を疑い始めたり、徘徊をして迷子になれば家族は探しに行かなくてはいけないし、
寝たきりになればおむつ替えをするなど周りへの精神的、肉体的負担が非常に
大きいため迷惑をかけたくないからです。
毎日接しているのに”あなた誰?どこから入ってきたの?”と
祖母から聞かれたときはショックでした。

 

体を使わなければ体が衰えるのと同じように頭を使わなければ頭も衰えます。
脳には約1000億個の神経細胞があり、誕生した時から毎日神経細胞は死んでいきます。
20歳を過ぎると死亡する細胞の数は増え、毎日10万個ずつ死んでいくそうです。
加齢で神経細胞は死んでいくのですが、神経ネットワークを強化することで脳は鍛えられます。
神経ネットワークとは、神経細胞は網の目のように張り巡らされており、
電気信号で情報を伝え合う仕組みです。
例えるならインターネットのネットワーク図みたいな感じです。
ネットワークをつなぐ線は年齢とともに消えていってしまうけれど、
線を太くすることで補うのです。
大学の時、脳科学の授業で脳の可塑性というのを知りました。
片方の脳が失われてもリハビリをする事によって残った方の脳がその肩代りをする
シーンを映像で見たのですが、努力すれば脳はここまで変化し鍛えられることを
目の当たりにし、すごいと思いました。

 

仕事をしていても脳が鍛えられるわけではありません。
会社と家の往復で、仕事も事務で毎日が同じ。
私はこのままではボケてしまうのではと不安になっていた時、
「脳を鍛える大人のニンテンドーDS」が発売されました。購入したのですが、
「もっと脳を鍛える大人のニンテンドーDS」が出るとそれも購入し、毎日練習。
読み、書き、計算の単純な訓練が脳を鍛えるのだそうです。
このソフトのいいところは、脳年齢が測定できる事、
毎日練習するとグラフ化してくれること、サボると「最近、○さんの顔を見ませんね」と言ってくれる
ことなどやる気を後押してくれることです。

 

しかい飽きてしまい、今は気分が向いたらするだけです。
全体の脳の血流量はアップするかもしれませんが、
脳は1か所だけでなく分野ごとに違う機能を担当するため
読み書き計算だけで全てを使っているとは考えにくいです。

 

脳は前頭葉の部分から老化するそうです。
前頭葉は、記憶力だけでなく、思考、意欲、感情、性格、理性といった「人間らしさ」を司る部分です。
場所でいうと、おでこの後ろ辺りです。

 

最近怒りっぽくなったとか、新しい商品が出ても同じものしか選ばなくなったとかいう
症状がみられる方は脳の老化が進んでいると思います。

 

趣味を増やしたり、美味しいものを食べたり、やったことないことにも挑戦したり、
好きな事、楽しい事を増やせば、意欲がわきます。前頭葉もそれで鍛えられるそうです。
この楽しみのために仕事をやっているのだと思うとストレスも減ります。
好きな事が体を動かす事であれば、小脳も鍛えられるのでより能力アップが望めそうです。
やった事ないことは、試行錯誤をしなければならないため刺激がたくさんあり
それが脳への刺激となり若々しくいられます。

 

化粧や服装をいつもと違う雰囲気に変えるだけでも脳に刺激が与えられるので簡単ですよね。
読み書き計算するより、服のコーディネートを考えるほうが楽しいです。

 

ちなみに私は、手芸が好きでキットを買って楽しんでいます。
手先を使うことは脳の大脳基底核という運動にかかわる部分が鍛えられるので、
前頭葉とあわせた脳のアンチエイジングになっています。